C大阪、柿谷は満身創い…南野先発も
「J1最終節、C大阪‐川崎」(1日、長居)
14位のC大阪は30日、ホームでの川崎戦へ大阪市内で最終調整。引き分け以上でJ1残留が決まる。右かかと痛を抱えるチーム得点王(11点)の柿谷が、満身創いは覚悟の上で残留に導く。
11月8日の仙台戦で負傷した際には「骨が折れていると思った」と、話すほどの激痛だったという。極力歩かないようにしたり、自宅では患部を温水に浸すなどケアを徹底。完治には遠いものの「試合前にいろいろな対処ができる」と、痛み止めの服用も辞さない構えだ。
練習では柿谷がサブ組だったのに対し、17歳のFW南野が主力組のトップ下でプレー。途中出場が2試合だけの若手を先発させるにはリスクもあるが、FW杉本は「いい状態だし、2人で結果を残せるようにやる」と、信頼を寄せている。
続投が決まっているクルピ監督は「もし残留を果たせなかったら、すべて台無しになってしまう」と決意を述べた。チーム名の由来はスペイン語の「桜」。来季もJ1で桜の季節を迎える。