サッカースペインリーグ、レアル・マドリードのモウリーニョ監督がファンに挑戦状を叩きつけた。１日（日本時間２日）のアトレチコ・マドリード戦の前に地元ファンと向き合う場を作ることを明らかにした。

　近年ないほど実力差が拮抗しているダービー戦を前に、モウリーニョがレアルファンとの前座試合に臨む。１日のスペイン紙マルカによると、試合前の会見で監督は「（午後１０時のキックオフの前に）チームは９時２５分か３０分に準備運動を始めるが、私はその前２０分にピッチに立つ。私に抗議したい人がいるのなら、そこで待っている」と、チームの低調な戦いぶりに募っている不満を受け止める覚悟を示した。

　この提示に、会見に駆け付けた記者陣は指揮官の意図が掴めず口を開けたまま固まる場面も。モウリーニョは続けて「これは私の個人的な挑戦ではない。ファンが不満を持っているのなら落ち着きをもって受け止める。ただその後はチームをサポートして欲しい」と自分が盾となってチームを救うつもりだ。