浦和逆転ACL 残留宣言!槙野決めた

 「J1、浦和2‐0名古屋」(1日、埼玉)

 5位につけていた浦和が名古屋を2‐0で下し、3位だった鳥栖と4位の柏がともに敗れたため逆転で3位に食い込み、08年以来5年ぶりのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場を決めた。試合後は、2点目を決めたドイツ1部リーグ・ケルンからレンタル移籍中のDF槙野智章(25)が来季も浦和に残留すると宣言した。

 勝利の瞬間、ピッチ上の選手全員がベンチを見た。仲間たちが大きな丸印を作っていた。ACLの出場権獲得を知った槙野が、原口が、全員が抱き合って喜んだ。07年に優勝し、“強い浦和”を世界に見せつけた舞台への返り咲きに、約5万人のサポーターが歓喜した。

 逆転でのACL出場の立役者は、今季ケルンから加入した槙野だった。後半14分に約25メートルの直接FKを決めるとユニホームを脱ぎ、「J LEAGUEをみんなで盛り上げよう」と書いたTシャツ姿になりイエローカードも“ゲット”。さらに、試合後のインタビューで「来シーズンも浦和の選手とともに戦いますのでよろしくお願いします」と、残留宣言もしてしまった。

 まだ契約前で、浦和関係者も「イエローカードもの」と苦笑いしていたが、本人は意に介さなかった。「(11月17日の)広島戦の前ぐらいから決意していました。(代表選出で不利になるけど)クラブの選手として結果を出したい」と、決意を新たにした。

 ハーフタイム時に他会場の経過を伝えて、チームを一つにしたのが槙野なら、「LINE(ライン)」という仲間同士で通話やメッセージのやりとりをできるスマホ用アプリをチームに導入し、選手同士の会話を活発化させたのも槙野。「フットサルもなでしこも盛り上がっているけど、男子サッカーも盛り上げたい」と明るく宣言した。

 チームは節目のJ1通算300勝も達成。07年のACL優勝以降、低迷期に入った浦和を新しい血がよみがえらせた。

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