INAC重圧乗り越え辛勝…3連覇王手

 「皇后杯全日本女子選手権・準決勝、INAC神戸1‐0浦和」(22日、NACK5) 

 3連覇を狙うINAC神戸が1‐0で浦和を下した。両チームとも今季限りで監督が退く“退任ダービー”となったが、INAC神戸はFWゴーベルヤネズの先制点を守りきった。千葉はPK戦の末、伊賀を破った。決勝戦は24日にNACK5で行われる。

 重圧がINAC神戸にのしかかっていた。3連覇へ向けて最大のヤマ場になる浦和との戦い。ほぼベストメンバーで万全を期したが、結果的には1‐0の辛勝。「浦和が気持ちの入ったゲームをしてきた。ウチはあまり受けに回らないが、きょうは少し受けてしまった」と星川監督も苦戦を振り返った。

 貴重な決勝点は前半7分、相手GKのキックをFWゴーベルヤネズがチャージ。はね返ったボールはゴール前を転々とし、クリアしたところを再び左足でたたき込んだ。「これは間に合うと思って詰めていった」と殊勲のゴーベルヤネズはニッコリ。ところが、26分に近賀が右ヒザを負傷して交代。チームはなかなかリズムに乗ることができなかった。

 後半は浦和に決定的なチャンスをつくられた。終盤には右ヒザを痛めている大野を投入し、「最後の試合になるかもしれないので、納得できるメンバーで戦った」と、今大会限りで退任する指揮官は勝利への執念を見せた。V3へ、あとひとつ。「監督のためにも有終の美を飾りたい」と澤は勝利を誓った。

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