有終ゴンゴ~ル!選手&スタッフ胴上げ
日本プロサッカー選手会による慈善試合「チャリティーサッカー2012」が26日、仙台市のユアテックスタジアム仙台で行われた。国内外の選手による「JAPANスターズ」で途中出場した、元日本代表FWの中山雅史さん(45)が後半45分に得点。試合はJAPANスターズが、東北にゆかりのある選手で構成された「東北ドリームス」を5‐2で破った。
FW宇佐美のスルーパスをダイレクトで豪快にけり込んだ中山さんを、両軍選手やスタッフが入り乱れて胴上げした。スタンドからは紙テープが投げ込まれ、スタジアムが一つになった。「得点はおまけみたいなもんです。みんなが盛り上げてくれた。ありがたいチャリティーマッチ」と感謝した。
実は後半44分に主審としてピッチに入った内田篤人(シャルケ)が、PKの判定をして点を取らせるシナリオだったが、それを上回る劇的な結末。ロッカーではMF長谷部に「引退じゃないぞ!!」と言い張り、サッカー選手であることに強い意欲を見せたという。中山さんは「その2文字だけは言わないように。ささやかな抵抗」と笑った。