日本サッカー協会は１０日、日本代表が３月２２日にカタール・ドーハでカナダ代表と国際親善試合を行うと発表した。Ｗ杯ブラジル大会アジア最終予選・ヨルダン代表戦（３月２６日・アウェー）の前哨戦となる。

　日本代表は、ヨルダン戦に勝てば、Ｗ杯ブラジル大会の出場が決まる。日本協会は、仮想ヨルダンとして、中東各国とのマッチメークを模索したが、この時期の中東各国はアジア杯予選日程が入り、交渉は難航。一時は紅白戦も検討されたが、「対外試合をやりたい」というザッケローニ監督の意向を受け、日本代表との対戦依頼が届いたカナダ代表と交渉し、対戦が決定した。

　カナダ代表はＦＩＦＡランク６４位で、日本は２２位。Ｗ杯ブラジル大会は北中米カリブ予選で敗退しており、新体制となって日本代表戦に臨む。「大事な試合の前にふさわしい相手。カナダは１０人以上が、欧州クラブに在籍しているいいチーム。日本代表の欧州組も早く呼べるので、しっかり準備したい」と、日本協会・原博実技術委員長は、カナダ代表との対戦決定を歓迎していた。