キングが虎に熱いエールだ！サッカー元日本代表ＦＷ・三浦知良（４５）が１１日、野球界を盛り上げるために、今季の阪神の躍進が必要と激励を送った。カズと同じ米グアムで自主トレを行う阪神・桧山進次郎外野手（４３）もキングの言葉に呼応。チームの優勝で、日本のスポーツ界を盛り上げていくことを誓った。

　昨季５位に終わった阪神。日本スポーツの隆盛を願うカズに、この低迷は野球界にとって大きな損失と映ったようだ。「いい時も悪い時もある。ただ阪神は野球界における存在感がある。阪神が成績を残せば、野球界を引っ張っていける」と虎の奮起を促した。

　自身もＪリーグの京都、神戸でプレーした経験を持ち、関西での阪神人気は熟知する。さらに現在はグアムで自主トレ中とあり、同施設でトレーニングする桧山とも言葉を交わす間柄。「今年もよろしくお願いしますとあいさつしたよ」という。阪神は常に気になる存在だ。

　それだけに「関西の野球を盛り上げるためにも、全国的な野球人気を引き上げるためにも、頑張ってほしい」と躍進を切に願った。この熱いエールに桧山は「ありがたいですね」と最敬礼だ。

　「テレビで、プロ野球の観客動員減少は阪神が減っているのが一番（影響が）大きいとやっていた。経済にも影響してると。なるほどと思ったよ」と桧山。そして「関西もウチが強かったら盛り上がる。日本を元気に、活気づけたい」と誓った。

　同じ４０代の選手。だが桧山は「スゴイの一言で片づけられない。自分もやらないとと思う。サッカー界だけのカズさんじゃない」とその影響力を力説した。「みんなで切磋琢磨（せっさたくま）して盛り上げたい」。カズのゲキを胸に、関西から熱い魂を発信する。