J1復帰誓い…神戸イレブン黙とう
J2神戸が、阪神・淡路大震災から18年となった17日、神戸市西区のいぶきの森球技場で調整を行った。練習前の円陣では、安達亮監督(43)が「クラブにとって外すことのできない日」と話し、震災の犠牲者に30秒間の黙とうを捧げた。
決して忘れることのできない日だ。18年前の95年にクラブが創立。その始動日に震災が発生した。復興の歩みは、チームの歩みそのものでもある。その意味をかみしめるように、選手は約2時間にわたり汗を流した。
今季下部組織から昇格した和田元監督の三男・倫季ら3選手は震災の年度に生まれた。FW吉田は「地震のことは一生頭にある。若い子たちも感じてくれていると思う」と語った。「選手にはサッカーをやれる幸せを改めて感じてほしい」と安達監督。クラブの存在意義を再確認し、J1復帰への戦いに挑む。