G大阪、執念ドロー 遠藤同点PK!

 「J2、G大阪3-3京都」(3日、万博)

 各地で開幕し、初降格したG大阪は京都と3‐3で引き分けた。2度リードされたが、2‐3の後半48分に日本代表MF遠藤保仁(33)がPKを決めてドロー。長谷川健太監督(47)の初陣を飾ることはできなかったが、J1復帰への執念を見せた。横浜FCのFW三浦知良(46)は岐阜戦の後半43分から途中出場し、自身が持つJリーグの最高齢出場記録を45歳5カ月24日から46歳0カ月5日に更新した。7年ぶりにJ2で戦う神戸は、FW小川慶治朗(20)のゴールで徳島を1‐0で下した。

 後半46分、G大阪が京都に致命的な勝ち越し点を奪われた。終戦か‐。一部のサポーターが席を立ち始めた。だが、ドラマはその後に待っていた。最後のチャンスで攻め上がったFWパウリーニョが、エリア内で倒されてPKを獲得。これを遠藤が落ち着いて決めて、土壇場で追いついた。

 1年でのJ1復帰を目指す名門。白星発進のつもりが、いきなりつまずいた。それでも、遠藤は「状況からしたら追いついて良かった。こうやって勝ち点を積み重ねていくことは去年はできなかった」と、前向きにとらえた。

 昨季はJ1最多の67得点を記録した一方で、同ワースト2位の65失点が仇(あだ)となった。この日もJ2のクラブ相手に3失点。課題が解消されたとはいえない。ただ、DF今野は「開幕戦だから硬かったのもある。もっと組織的に連動していけば、絶対失点は減る」と自信を見せた。

 もう一つ気がかりなのは“ガンバ包囲網”だ。京都には90分間激しいプレッシャーをかけられ、苦しんだ。遠藤は「初めて顔を見る選手で、特徴が分かりづらい。相手は自分たちを知り尽くしている。そういう難しさとも向き合っていかないといけない」と、今後も予想される厳しい戦いを警戒した。

 行く手には多くの苦難が待ち受けるが、1つ1つ乗り越えていかなければならない。試練の1年は始まったばかりだ。

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