横浜M“前田デスゴール”歓迎

 前田ゴールはむしろ吉兆?横浜Mが12日、対戦相手を震え上がらせている磐田のFW前田遼一の「デスゴール」を大歓迎した。磐田とは16日の第3節で対戦。各チームが不吉と恐れるゴールを心待ちにしていた。

 12日の練習の冒頭、樋口靖洋監督(51)はミーティングで選手に異例の発言をした。「次の磐田で前田のゴールだけどな、決められると優勝だからな」。前田のその年の初ゴールを決められた相手が6年連続J2に降格しているという伝説だが、横浜Mはこれを恐れる必要などないのだ。

 横浜Mは2003年の開幕戦で前田から被弾している。しかし、試合には4‐2で勝利。なおかつその年はファースト、セカンドステージともに優勝する完全優勝を達成している。横浜Mにとっては縁起ものだ。

 その試合に出場したDF中沢は「やられたのは覚えてないな。ミーティングで真っ先に監督が言うくらいだから気にしてたんでしょうね。なんなら、そのジンクスを今年でウチがなくしてもいい。これだけ話題になってるんだから、もっと盛り上げましょう」と余裕の表情だった。

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