浦和J2降格の危機?前田のデスゴール

 「J1、浦和2-1磐田」(6日、埼玉)

 レッズが“デスゴール”を決められてしまった‐。浦和は磐田に2‐1で勝利して2位を堅守。しかし前半26分、磐田の日本代表FW前田遼一(31)に不吉な今季初ゴールを許し、J2陥落の不安を抱えることになった。首位の横浜Mはマルキーニョスのゴールなどで広島に3‐1で勝ち、開幕5連勝とした。大宮はFC東京を1‐0で下して昨季から16試合連続負けなし。J1記録にあと1試合に迫った。C大阪は0‐1で鹿島に敗れて初黒星を喫した。

 浦和イレブンが望んだ通りの展開になった。前半26分、一番決められてはいけない磐田のFW前田に今季初得点となる先制点を献上。シーズン初得点を決めた相手が6年連続でJ2に降格している“前田のデスゴール”が話題の中、今季の対象クラブは浦和になった。

 しかし後半32分、この日が27歳の誕生日だったDF森脇が左CKに頭から飛び込んで同点弾を決めた。前田の得点時にクリアミスをしており、汚名返上の一撃となった。さらに後半ロスタイム、カウンターからMF原口が抜け出すと、GK川口の右肩にシュートを当てながら決勝点を奪った。

 今回の磐田戦を前に、浦和では前田に同情する声が上がっていた。MF柏木は「前田さんに決めてもらって、自分たちが勝って、伸び伸びやってもらいたい(ぐらいだ)」と宣言。磐田で前田とチームメートだったDF那須は「あまり言わないであげてください。本人的に消化できるタイプじゃない」と気遣っていた。

 05年に前田は浦和からリーグ戦初得点を決めているが、その年の浦和は2位。年明けの天皇杯で優勝する好調ぶりだった。今季も5戦負けなしで2位をキープ。前日に「前田に点を取られても、3点取ればいい」と話していたペトロビッチ監督は「我々は危険な位置にいます。まあ、必ずリーグ(J1)に残ると思いますけどね」と余裕を漂わせた。

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