「Ｊ１、大宮-浦和」（２０日、ＮＡＣＫ）

　史上最大のさいたま決戦だ！Ｊ１で３位大宮と２位浦和が今季初対決する「さいたまダービー」（２０日、ＮＡＣＫ）を目前にした１９日、両チームは最終調整を行った。冒頭以外を非公開で行った大宮は、ＭＦ渡辺大剛（２８）がゴール・パフォーマンスを約束。物まね芸人・キンタロー。の持ちネタ「前田敦子のフライングゲット」で宿敵を圧倒すると宣言。一方の浦和は、ＤＦ槙野智章（２５）が必勝を求めるサポーターに、「今でしょ！」と流行語大賞候補の決めゼリフで、大宮の野望阻止を誓った。

　大宮の記録を止めるのは…今でしょ！練習を終えた槙野がサポーターの前を通ると、ダービーマッチを前に「大宮にいつ勝つの？」と振られた。少し間をあけた槙野は、予備校講師・林修氏のごとく「今でしょ！」と断言。「試合は明日」と突っ込まれると「今日からもう始まっているんだ！」と持論を展開した。

　サポーターとの交流後は、取材の求めに応じずクラブハウスへ。積極的に取材応対する姿からチームメートに「おしゃべりクソ野郎」とあだ名をつけられたこともある槙野が、取材を拒否することは極めてまれだ。

　大宮の無敗記録は昨年９月１日の浦和戦から始まった。前節の試合を終えた直後から、「止めるのも僕たち」と闘志を燃やしてきた。チーム失点４は現在、Ｊ１最少。鉄壁の守備で大宮の記録も、パフォーマンスも封じ込める。