神戸3点リード守れず痛恨のドロー
「J2、神戸3‐3岡山」(28日、ノエスタ)
首位の神戸は岡山と対戦し、FW田代有三(30)の2得点などで3‐0とリードしながら、試合終盤に3失点して引き分けた。2位のG大阪も鳥取と1‐1で引き分けた。G大阪と4位岡山は開幕から負けなし。京都は千葉と3‐3で引き分けた。
まるで敗者のように、神戸の選手たちは立ち尽くした。3点のリードを追い付かれ、今季全勝だったホームで初の引き分け。安達監督は「私の経験のなさが出た」と自らを責めた。
前半7分、田代の6試合ぶりのゴールで先制した。MF杉浦が今季初得点で続き、田代は同38分にも追加点を奪った。「思い通り」(田代)の前半で勝敗は決したかにみえた。
だが、立ち上がりからのハイペースで足が止まった終盤、途中出場の岡山FW久木田の連続ゴールで1点差に詰め寄られた。さらにDF相馬の負傷退場が追い打ちをかけた。交代枠を使い切っていたため10人での戦いを余儀なくされ、後半39分から9分間で3点を失った。
「やってはいけない試合だった」と田代。次節福岡戦(5月3日)を経て、6日には2位G大阪との首位決戦を控える。大一番へ不安を残す結末となった。