浦和・原口、復帰即独走ドリブル驚弾

 「J1、C大阪2‐2浦和」(6日、長居)

 浦和のFW原口元気(21)が70メートルのドリブル弾を決めた。0‐1の後半26分、相手CKの直後にGK加藤が素早くスロー。6分前に投入された原口は、「(点を)取り返さないといけない思いでピッチに入った。相手も疲れている中で、ドリブルが有効な時間帯だった」と、自陣深い位置からいきなりアクセルをレッドゾーンに入れた。「スルスルと上がっていったらゴール前まで行けた」。速攻を警戒していたDF茂庭をステップワークでかわし、「そのまま行ってしまおう」と計9タッチの独走ドリブル。最後は猛襲する3人をかわし、左足でゴールに流し込んだ。

 4月20日の大宮戦で腹部打撲を負い、公式戦3試合ぶりの登場。引き分けに終わり、リーグ3戦連続未勝利となったが、千両役者の「復帰即弾」だけはやはり格別だった。

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