サッカー元フランス代表のジネディーヌ・ジダン氏がレアル・マドリード（スペイン）の新監督に就任する可能性が５日、出てきた。フロレンティーノ・ペレス会長が語ったもので、筆頭候補カルロ・アンチェロッティ氏（パリ・サンジェルマン）の対抗馬に浮上している。

　ペレス会長はスペインテレビ局とのインタビューで明かした。かねてからジダン氏が来季レアルの中心になるとの考えを示していたが、「彼が（スポーツ・ディレクターとして）オフィス、または（監督として）ベンチでリーダーになるか？両方ということはないが、どちらもあり得る。彼は監督ライセンスを持っていてマドリディスタ。すべての条件をクリアしている」と答えた。

　Ｒマドリード来季の監督候補についてはアンチェロッティ氏の優位は動かないが、現所属のＰＳＧとの契約解消に手間取っている状況。ＰＳＧは次期監督を確保するまで現監督の引き留めをするものとみられている。一方、Ｒマドリードはアンチェロッティ氏の招へい失敗を想定した第二案として今季までバイエルン・ミュンヘン（ドイツ）を率いていたハインケス監督を検討していたが、ドイツ人監督は４日、当面チーム指揮をしないことを表明してこの可能性がなくなった。