澤、宮間なでしこ久々復帰 20日NZ戦

 「女子国際親善試合、日本‐ニュージーランド」(20日、鳥栖・ベアスタ)

 日本サッカー協会は13日、女子日本代表(なでしこジャパン)の親善試合・ニュージーランド戦に向けた代表メンバー25人を発表した。2011年のドイツW杯で得点王とMVPになり優勝に貢献したMF澤穂希(34)=INAC神戸=や、宮間あや(28)=岡山湯郷=といった主力が、昨夏のロンドン五輪以来となる代表復帰。佐々木則夫監督(55)は、同戦後に欧州遠征に向けた18人のメンバー選考入りへのサバイバルを期待した。

 新たな挑戦に向けた第一歩が始まる。澤、宮間といった“重鎮”たちが続々代表復帰。それでも佐々木監督は、きっぱりと言い切った。「澤選手や宮間選手にしても、何かをチームに伝えるよりも、まずは(欧州遠征の)18人に選ばれるように頑張れ、ということ。決して18人に入ることが決まっているわけではないですから」。特別待遇はなく、横一線であることを強調した。

 指揮官にとって、確かめたいことがある。「ドイツW杯と五輪を経験したメンバーには、達成感もあると思う。その中で今回代表に入って、また勝ちに向かう気持ちがあるかを確認したい」。技術、経験などには抜群の信頼を置くだけに、連覇を目指すカナダW杯に向け、これまでの中心メンバーのメンタルチェックを兼ねているという。

 3月のアルガルベ杯では若手発掘がうまくいかなかった面もあっての、フルメンバー招集となったが「どれだけ次にいこうと大きく切り替えられるか。そのための起点にしてほしいし、もしそれでダメなら代表引退するべきだ」。澤や宮間といった中核も含めてのサバイバルが始まる。

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