長友、バロテリを「イライラさせる」
「コンフェデレーションズ杯・1次L、日本-イタリア」(19日、レシフェ)
サッカー日本代表は17日、ブラジリア市内でイタリア戦へ向けた練習を行い、試合会場となるレシフェへ移動した。
DF長友が、粘着マークでFWバロテリをキレさせる。メキシコ戦で189センチの体格を生かした突破から決勝点を奪ったイタリアのエースを、「イライラさせるのが一つの作戦。しつこい守備が求められる。性格は皆さんも見ていて分かるのでは」と追い詰める。
“悪童”と呼ばれるバロテリは精神面の未熟さが指摘されている。7日のW杯欧州予選・チェコ戦で2度の警告で退場した際には、通路の壁を殴る、蹴るの大暴れ。監督やサポーターを批判するのは当たり前で、度重なる交通違反や自宅でのボヤ騒ぎも話題になった。
バロテリの性格については、インテル・ミラノのチームメートで元イタリア代表FWカッサーノから入手済み。2月のミラノダービーで対決した際に得た「フィジカルを生かして点を取る。テレビで見るより生(対戦)の方が、フィジカルとスピードがあると感じる」といったプレー面の特徴もチームに伝えてある。
イタリア出身のザッケローニ監督にとっては特別な意味がある試合。長友は「監督もイタリアのことをチームに話してくれる。監督を男にしたい」と意気込んだ。