駒野が闘志…Vで主将デビュー飾る!
「東アジア杯、中国‐日本」(21日、ソウル)
東アジア杯(20日開幕)の公式会見が19日、試合会場のソウルW杯競技場で行われ、男子代表DF駒野友一(31)が、日本代表初出場を果たした思い出の地で今度は主将デビューを飾り、「優勝」を宣言した。会見後は坡州ナショナルフットボールセンターで初練習をした。また、女子日本代表の佐々木則夫監督(55)も慢心を排除しての3連覇達成を約束した。
駒野が会見で一足早く主将デビューを飾った。フラッシュを浴びる中で緊張した面持ちだったが、言葉は力強かった。「優勝を目指して頑張りたい」。中学までは主将経験があったが、プロ入り後は初。「最初はびっくりした」という大役も無難にこなした。
韓国の地、そして東アジア杯とは縁が深い。日本代表デビューを飾ったのも、2005年の同大会の中国戦だった。それから8年の年輪を刻み、75の国際Aマッチを積み上げてきた。06年ドイツW杯、10年南アフリカW杯にも出場するなど今回のメンバーで経験値は群を抜く。
公式会見では「キャプテンだからと言って特別なことを考えずにいつものようにプレーしたい」と謙そんしたが、強い闘志を秘める。
周囲を生かし、生かされる。その術にたけているからこそ、日の丸のユニホームを着続けてきた。
「コンフェデ杯の直前で外れたのでアピールしたい。でも、ザック監督の戦術は分かっているので、初めての選手にも伝えていく。若い選手とはメリハリをつけて話したい」。代表デビューを飾った思い出の地で主将としてチームを引っ張る。