愛されるカズ…人気調査で堂々トップテン
毎年恒例になっている「人気スポーツ調査」(一般社団法人 中央調査社調べ、調査期間は7月5日から15日)で、カズことFW三浦知良(横浜FC)が10位に入った。サッカー選手に限れば総合2位の本田圭佑(CSKAモスクワ)、5位の香川真司(マンチェスター・ユナイテッド)に次ぐ3番目の順位で、根強い人気を証明した。
長友佑都(インテル・ミラノ)や内田篤人(シャルケ)ら人気選手を抑えて上位にランクインした感想を三浦本人に聞いてみると、予想通りの答えが返ってきた。「1位じゃなくて悔しいね」。ただ、その表情は残念というよりも注目されることを喜んでいるかのようだった。
最近4年間の結果を見ると、三浦は09年と11年がランク外。10年と12年が総合20位だった。大幅なランクアップの理由には昨年のフットサルW杯出場による露出の上昇が考えられる。
「いいんじゃない。サッカーで3番目なんでしょ」。そう笑った三浦は、続けて大きな野望を語った。「クアトロKに入れるように頑張るよ」。クアトロKとは、日本代表の攻撃陣4人(香川=Kagawa、本田圭佑=Keisuke、柿谷=Kakitani、清武=Kiyotake)の頭文字を取って、スポーツ報道で呼ばれている名前。Kazuの頭文字もKだ。
本田がサッカーで最上位になった理由はW杯最終予選での活躍などが考えられるが、三浦は「その1試合だけじゃないでしょ。代表っていうものはそういうものじゃない」と本田、香川に対して敬意を表した。現役である限り代表を目指し続ける。その姿勢が人々を引き付ける一番の理由なのかもしれない。