大宮・小倉新監督、初陣飾れず7連敗
「J1、大宮2-3柏」(24日、NACK)
“劇薬”を投入して振るった試験管は黒いままだった。大宮・小倉新監督の初陣は2‐3の黒星。連敗も、05年に記録したクラブワーストに並ぶ「7」にまで伸びた。
解任されたベルデニック監督の後を受けた新監督は、就任会見で「ケミストリー(化学変化)を起こしたい」と語った。前半に2発被弾したが、PKと後半5分のMF渡辺のゴールで同点。1点を追う終盤には、ピッチ上の選手判断によってパワープレーで相手ゴールに迫るなど、停滞気味だったチームに気迫という要素が加わった。「何とか勝ち点を、という姿勢が成長したところ」と指揮官。次節の川崎戦(28日・等々力)で勝利をつかめるか。