五輪騒動も…手倉森仙台2戦連続完封星
「J1、大宮0-2仙台」(21日、NACK)
仙台は大宮を2‐0で下した。
後半に2得点を挙げてつかんだ白星。仙台は冷静に、そして着実に勝機をうかがっていた。立ち上がりから攻め込まれる機会もあったが、手倉森監督が「割り切って前半はしのごう、と」と振り返ったように、体を張った守備で耐えた。
後半8分には、MF太田の右クロスに攻撃参加したDF石川が飛び込んで先制した。「気持ちでねじ込んだ」というダイビングヘッドで主導権を握ると、同28分にはMF梁勇基のゴールで加点。2戦連続の完封勝利をつかんだ。
大宮戦を前に、16年リオデジャネイロ五輪代表監督の有力候補として手倉森監督が浮上した中、攻守両面で力を発揮した。次節は首位の横浜Mと対戦。梁勇基は「上にあがっていくことだけを考えていきたい」と、イレブンの気持ちを代弁した。