ペトロビッチ監督、続投決定もドロー
「J1、湘南2-2浦和」(28日、平塚)
3位浦和はJ2降格圏内の16位湘南と2‐2で引き分けた。ミハイロ・ペトロビッチ監督(55)の続投を正式決定したが、前節の甲府戦(1‐1)に続く、痛恨の取りこぼしとなった。
試合終了と同時にFW興梠が、MF柏木がピッチにうずくまった。浦和が、甲府戦に続き、勝ちを計算して臨んだ試合での痛恨ドロー。先制点のDF槙野は「優勝へ、うちにはまだ足りない」と語気を強めた。
前半18分に左CKからのボールを槙野が決め、楽勝ムードすら漂った。しかし、パスを回せど追加点が遠い。後半30分にDF森脇がペナルティーエリア内で足を高く上げたとしてPKを献上し同点に。勝ち越しまで許してから反撃したが、同点にするのが精いっぱいだった。
ペトロビッチ監督の来季の続投を決定し、近日中に発表する。強化部は「継続と安定」の視点から、12年の就任初年から優勝争いを続ける手腕を高く評価。1人の監督で3季目に入るのは浦和では04年から06年のギド・ブッフバルト氏以来2人目で、常勝化への礎を築きつつある。
あとは選手が結果を出すだけ。槙野は「疲れているって別メニューの選手が多いけど、そういうことはいらない。年齢や疲れは関係ない。それは(ベテランが多い)マリノスが証明している」とチームを鼓舞。幸い首位とは4差のまま。チャンスはまだある。