浦和監督が母国語る「若い選手は必死」
「国際親善試合、セルビア-日本」(11日、ノビサド)
J1浦和のミハイロ・ペトロビッチ監督(55)が8日、日本が11日に対戦する母国セルビアの代表チームやサッカー文化について語った。
同国サッカーの根底にあるのは「貧しさ」だという。今回のセルビア代表でも見られるように、有望な若手は他国リーグに引き抜かれる傾向が強い。さらなるステップアップを目指し、「若い選手はサッカー界で生き残るために必死になると思う」と高いモチベーションでくると予想した。
一方でサポーターは「あまり入る感じではない」という。「国が貧しいため、社会への不満が、サッカーを見る時に爆発してしまう。いすを投げたり、ファンがもめたり。そうすると見に来る人も少なくなる」と指摘し、国民性として「(隣国の)クロアチアほど代表への思い入れがないのかなと思う」と嘆いた。
日本代表には本田、香川、岡崎、清武を生かし、「攻撃的に戦うべき」とエールを送った。