讃岐J2昇格へ夢つなぐドロー
「J2・JFL入れ替え戦、讃岐1-1鳥取」(1日、丸亀競技場)
日本フットボールリーグ(JFL)2位の讃岐は、J2最下位の鳥取と1‐1で引き分け、ホーム戦での勝利を逃した。讃岐は後半2分、FW高橋泰(33)のゴールで先制。しかし、同5分に左サイドから崩されて追いつかれた。その後も好機を生かせず、ドロー。J2昇格をかけた第2戦は8日、敵地・鳥取で行われる。
最後の1点は奪えなかったが、最悪の失点は食い止めた。讃岐が死力を尽くしてドロー。北野監督は「狙い通りに試合を運べたし、チャンスはつくれた。次にすべてをかける」と力を込めた。
自慢の2トップが先制ゴールを生んだ。後半2分、FW木島が右サイドを切り込み、相手DFをかわして低く鋭いセンタリング。中央に走り込んだFW高橋が、右足でしっかり合わせてゴールネットを揺らせた。
しかし一瞬、集中力が途切れた。同5分、左サイドを崩されて同点とされた。
入れ替え戦という独特の緊張感とスタジアムの熱気。勝利はつかめなかったが、持ち味は発揮した。サイド攻撃で数的優位に立ち木島、高橋そしてMFアンドレアがチャンスをつくった。DF陣も再三のピンチで体を張って、最少失点に抑えた。
いよいよ8日、敵地でJ2昇格への最終決戦だ。高橋は「ゴールを決めるイメージをしっかり持って戦う」とキッパリ。気持ちはひとつ。勝利のみだ。