モンゴル初!日本人選手獲得目指す
今月行われるJリーグ合同トライアウトでの選手獲得を目指し、モンゴルのクラブが初めて視察することが16日、分かった。日本人の森本高史氏が会長を務める「FC墨田ウランバートル」で、チーム強化のために日本人選手の補強を決めたという。
モンゴルは世界でも有数の弱小国。W杯本大会はもちろん、アジア杯や東アジア杯の本戦にも進出した経験がない。所属先未定とはいえ、Jリーガーが移籍するにはレベルが違い過ぎるとも思えるが、森本会長は「モンゴルでよいプレーをして自信をつかみ、Jリーグへ再チャレンジ、もしくはほかの国へ羽ばたいてもらいたい」とモンゴル移籍の有用性を訴えた。
モンゴルは10月から4月までは気温が氷点下を大きく下回る。プロ選手はおらず、ムルン・アルタンホヤグ(24)という同国代表のエースが初のプロを目指し、タイやラオスでの契約を目指して活動中。日本選手の移籍が実現すれば、伝道師的な役割も期待される。