名古屋が鳥栖FW野田獲得!争奪戦制す

 J1名古屋が鳥栖FW野田隆之介(25)を完全移籍で獲得することが24日、決定的となった。野田にはグランパスのほか、横浜M、川崎、柏と契約延長を望む鳥栖が正式オファーを出し、5クラブによる争奪戦となっていたが、この日までに他の4クラブに断りを入れた。グランパスは昨年から代理人を通じて興味を伝えており、2年越しの誠意が決め手となった。

 西野グランパスの前線に、頼もしい男が加わることとなった。野田にはアジアCLに出場する横浜Mや川崎、さらに愛着ある鳥栖も金銭的に遜色ないオファーを出していた。名古屋は鳥栖との契約が残っていた昨年から代理人を通じて興味を伝え、契約が切れる今季もいの一番に正式オファーを出すなど誠意を見せていた。

 野田は恵まれた体格を生かしたポストプレーだけでなく、速さと柔らかさも兼ね備えている万能型ストライカー。鳥栖では絶対的エースFW豊田の陰に隠れてはいたが、高い能力はJリーグ関係者の間で話題になっていた。名古屋ではここ2年間、腰の状態が懸案となっているFWケネディの代役1トップとして期待されているほか、2トップやシャドー、サイドでもプレーできる。

 グランパスにとっては天敵の奪取となる。野田には2年間で5度対戦し、2得点1アシストを許している。今季も7月のホーム戦で一時同点となるゴールを許し、10月のアウェー戦では鮮やかなドリブル突破から同点ゴールをアシストされた。

 現在は10月に手術をした左膝内側半月板損傷・関節内骨軟骨損傷のリハビリ中だが、1月24日のチーム全体始動には間に合う見込み。移籍については鳥栖が29日の天皇杯準決勝に進出していることもあり、「今は目の前の天皇杯のサポートに全力を注ぎたい」と語るにとどめた。

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