Ｊ２のＦＣ岐阜が１３日までに元日本代表ＧＫ川口能活（３８）＝磐田＝の獲得オファーを出した。関係者によると、ＦＣ岐阜は複数年契約を提示しているとみられる。

　磐田は昨２０１３年１２月、川口と１４年の契約を更新しないと発表。現役続行を目指す川口は新たな移籍先を探していた。ＦＣ岐阜は今季から、元日本代表のラモス瑠偉新監督（５６）就任が決定的。大型補強で近い将来のＪ１昇格を目指しており、経験豊富で最終ラインからチームを統率する川口はうってつけの戦力となる。

　２度の大けがを克服した強い精神力も、新監督好み。２００９年９月の京都戦で右足脛骨（けいこつ）を骨折したが復活。１２年３月の練習中には、右足アキレスけん断裂の大けがを負った。選手生命の危機に立たされたが、不屈の闘志で復活した。川口獲得が決まれば、観客動員という観点からも、大きな戦力となる。