清水の「和製アンリ」伊藤 横浜M移籍
天皇杯で優勝を飾った横浜Mが、清水のFW伊藤翔(25)を獲得する。伊藤と横浜Mは13日までに契約で合意に達しており、近日中にも完全移籍が発表される。
昨シーズン、チームを支えたFWマルキーニョスに代わるエースストライカーを探していた横浜M。白羽の矢を立てたのは『和製アンリ』の異名を持つ清水のストライカーだった。昨季、伊藤はリーグ戦で6ゴールながら10月19日の鳥栖戦では左足、ヘッド、そしてループシュートでハットトリックを達成。かつて『和製アンリ』と言われた輝きを見せつけた。
伊藤は「Jのトップクラブからオファーをいただけたのは光栄。18、19歳の選手じゃないし、限られたチャンスを生かしたい」と語った。
ドリブル、ポスト、巧みなシュートとオールラウンダーのFWとして、伊藤は中京大中京高時代から複数クラブが争奪戦を繰り広げたが、元名古屋監督のアーセナル・ベンゲル監督に見いだされ、直接海外でのプレーを選択。イングランドでのビザが発給されなかったため、フランス2部のグルノーブルでプレーした経験を持つ。