林10季ぶり復帰“広島愛”で3連覇

 昨季J1で2連覇を達成した広島が18日、広島市内で新加入10選手の発表記者会見を行った。浦和へ移籍した日本代表GK西川周作(27)に代わり、仙台から10季ぶりに古巣に戻ったGK林卓人(31)は力強く、決意を表明。チームの3連覇とリーグ最少失点を誓った。

 晴れ晴れとした表情で登壇した。10年ぶりの古巣復帰。林は「去年12月半ばに話をもらった。嫁も泣いていたし、言葉にいい表せないほどうれしかった」と新人選手のように目を輝かせた。

 片時も広島のことを忘れたことはなかった。01~04年まで広島でプレーしたが、4年間で2試合の出場にとどまった。出場機会を求め、05年に札幌へ完全移籍。07年からは仙台でプレーした。

 復帰には自身の成長を広島関係者へアピールすることが不可欠だ。「広島戦でいいプレーをすれば関係者に見てもらえると思った。いつも以上に気合が入った」。闘志を燃やしピッチに立ち続けた。

 浦和へ移籍した日本代表・西川に代わり守護神として期待されるが「意識はない。比べる必要もない」ときっぱり。「安定感とコーチングが僕の特徴」と自らのプレースタイルに自信をのぞかせた。

 札幌、仙台でプレーし「雪道の運転がうまくなった」。ジョークで会場を沸かせ、おちゃめな一面も見せたが、目標は明確だ。

 「全ての力を注いで3連覇かタイトルを1つ取りたい。(個人的には)リーグ最小失点」と決意表明した。念願がかない、再び紫のユニホームに袖を通す林。“広島愛”を胸に、ゴールマウスに君臨する。

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