柿谷早くも“今季初ゴール”C大阪始動

 J1C大阪が20日、大阪市此花区の舞洲グラウンドで始動した。今季もエースナンバー「8」を背負うMF柿谷曜一朗(24)は、ミニゲームで“今季初ゴール”を決めるなど「自分にしっかり勝っていく。優勝に向かってやるだけ」と、クラブ創設20周年にタイトルで花を添えることを誓った。練習後にはランコ・ポポビッチ新監督(46)と新加入8選手らが会見した。

 時折晴れ間がのぞく舞洲の空の下、MF柿谷がW杯イヤーとなるシーズンへ踏み出した。初日から8対8のミニゲームが行われたポポビッチ流の始動。“今季初ゴール”を決めるなど心地よい汗を流した柿谷は、「きょうが初めてじゃないような親しみある監督」と、新指揮官の印象を語った。

 背番号8を背負って2年目のシーズンとなる。21得点を挙げて日本代表にまで上り詰めた昨季以上の活躍が期待される中、「(8番が)倍以上重くなるけど、自分にしっかり勝っていく」と、強い覚悟を示した。

 今季から指揮を執るポポビッチ監督は、柿谷について「力をそのまま出してくれれば、シーズンが終わった時にはゴールを量産している」と最大限の期待を込めた。

 ACLを含め4つのタイトルへの挑戦権を持つ。「優勝に向かってやるだけ。(タイトルは)多ければ多いほどいい」と柿谷。クラブ創設20周年のシーズン、初タイトルへの思いは誰よりも強い。

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