Ｊ１名古屋のＧＫ楢崎正剛（３７）が２７日、新任のジェルソンＧＫコーチ（４２）が課す猛練習に悲鳴？を上げた。始動４日目も午前午後で計４時間のメニュー。日が暮れたグラウンドを後にする選手たちの中で、特にグッタリしていたのがＧＫ陣だ。楢崎は「もうキャンプ半ばの感じだね。克服していかないと」と少々疲れた様子で語った。

　一日で跳んだジャンプは数え切れない。小さなハードルを横に越えながらのセービング、壁に当たって跳ね返ってきたボールをセービング…。ＧＫには多彩なメニューが用意された。ブラジル人のジェルソン新コーチは新潟、Ｇ大阪など日本で１０年以上の指導歴がある。「練習で鍛えているスピード、反応はすべてが試合につながっている」と説明した。ベテラン楢崎には過酷な練習が刺激になっているようで「新鮮だね。吸収できるポイントがたくさんある」と歓迎している。