浦和・山田暢 オファー断り引退決意
昨季までJ1浦和に所属した山田暢久(38)が29日、さいたま市内で引退会見を開いた。浦和との契約満了が決まった時点から、他クラブへの移籍を模索していたが、「どこのクラブでもいいので現役を続行したいという気持ちもありましたけど、僕も家族を持っているのでいろんなことを考えながら、他のチームからもお誘いはしてもらいましたが、最終的にはいろんなことを考えて断らせてもらいました」と語った。
決断した時期は年が明けてからで、家族にも納得してもらったという。一番の思い出を問われると、「どれがというのは決められないですけど。その中でも、僕の中ではJリーグで優勝できたということが一番印象深く残っています」と06年の初優勝を挙げた。
サポーターへも「20年間プレーさせてもらい、すごく熱い声援やサポートをしてもらったので、すごく感謝していますし、逆にここまで(発表が)伸びてしまって、心配をかけた」と気遣いを見せた。
今後は浦和の強化部所属となり、育成年代やスカウトなど、幅広い分野で経験を積む。浦和は公認B級コーチのライセンス取得を支援する方針だ。
J1リーグ戦501試合出場25得点。J2リーグ戦は39試合出場2得点だった。