最初が大事!大迫デビュー戦ゴ~ル
「ドイツ2部リーグ、1860ミュンヘン1-1デュッセルドルフ」(10日、ミュンヘン)
1860ミュンヘンにJ1鹿島から加入したFW大迫勇也(23)が10日、ホームのデュッセルドルフ戦で移籍後初出場し、後半18分に先制ゴールを決めた。試合は1‐1で引き分けた。大迫は2トップの一角でフル出場。相手GKがシュートをこぼしたのを見逃さず、鋭い出足で奪って左足で蹴り込んだ。
新天地での第一歩を、大迫が見事にゴールで飾った。逸機もあり満足する様子はないが「最初が大事。これでもっと落ち着いてできるようになれば、自分のプレーが出せる」と及第点をつけた。
前半から積極的に相手の守備ラインの裏を突いた。左足で初得点を決めると、サポーターに両腕を突き上げて大歓声を浴びた。
課題も出た。「背負った時に相手が重かった。試行錯誤しながらやるしかなかった」と重量感のある欧州のDFとの競り合いには苦しんだ。だが、飛躍を求める日本代表は「ドイツでFWとして試合に出ることで、もっと強くなれる。楽しみ」と言い切った。
本拠地は欧州王者バイエルン・ミュンヘンと同じだが、2部とあって観衆ははるかに少ない。それでも確かに求めるものが、ここにはある。W杯ブラジル大会を見据え、大迫の挑戦が始まった。