経営難福岡に中国資本…岡田氏橋渡し

 経営難が表面化したJ2福岡が、中国スーパーリーグの杭州緑城と業務提携することが25日までに決まった。2年契約で合意。杭州緑城の幹部が26日に来日して福岡の球団施設などを視察する。福岡は育成システム確立のため指導者を4人派遣する予定。年間約6千万円とみられる指導料を、クラブ再建資金として活用する。

 杭州緑城は中国・浙江省に拠点を置くクラブで、元日本代表監督の岡田武史氏が、昨年までの2シーズン監督を務めた。1月に就任した福岡の野見山篤社長は早大の先輩にあたり、Jリーグの育成ノウハウを杭州緑城に伝えてもらう目的で業務提携を持ち掛けた。

 福岡は昨年10月、同年末までに約5千万円の資金不足に陥る可能性があることを公表。当面の資金繰りの見通しは立ったが、14年1月期の決算は最終赤字となる見込みだ。Jリーグの規定で、福岡は経営を立て直せなければ16年シーズンの参加資格をはく奪される。こうしたチームの事情もあり、下部組織の強化を目指す杭州緑城と思惑が合致した。

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