「Ｊ１、Ｇ大阪‐浦和」（１日、万博）

　浦和・西川は２８日、居残りで武器に磨きをかけた。約１５分、ロングキックの練習を繰り返した。攻撃的に来ることが予想されるＧ大阪守備ラインの裏が標的だ。

　かつてＧＫながらＦＫキッカーを務め、キックに定評がある西川は紅白戦でもロングパスを試みた。一気にゴールをアシストできる精度のキックを持つだけに「それができれば一番いい」とアシストを狙っている。

　「ガンバのセンターバックは足が速くない」と先発が予想される岩下、丹羽ら守備ラインの特徴はリサーチ済み。相手を走り回らせて、浦和の攻撃陣にスピードでぶっちぎらせる。

　Ｇ大阪には、大分、広島時代から通算して、出場１４試合で一度も完封ができていない。「勝って終われればいいスタート。完封したい」。浦和での信頼を勝ち取るため、開幕戦は絶対に落とせない。