“価値アリー”の槙野弾!浦和完封発進
「J1、G大阪0‐1浦和」(1日、万博)
1月にタレント・水沢アリーとの熱愛が発覚した浦和の槙野が決勝点を奪い、守備でもクラブとしてJ1では初となる開幕戦完封に貢献する大車輪の活躍を見せた。
持ち味の得点力を発揮したのは前半43分。柏木の左CKを受けた阿部が放ったシュートに飛び込み、右膝で押し込んだ。一連の流れは練習で磨いたパターンだといい、「練習通りにできた」とニヤリ。だが、それ以上に、「ゼロに抑えた方が評価される」と、守備での本領発揮に手応えを感じた様子だった。
熱愛報道が出た後は厳しい声が耳に入った。ペトロビッチ監督は2月のサポーターイベントで「もう少し、サッカーに集中した方がいいかな?」と苦言を呈したほど。サポーターの「結果で示せ!!」という横断幕を見ると、名指しされているわけでもないのに「自分のことかな?」という思いがよぎったという。
槙野がメディアに露出し、派手な言動をするのは「サッカーを知らない人が、サッカーを知るきっかけになってほしい」という思いがあるから。「人一倍強い気持ちで臨んだ」という開幕戦で雑音もシャットアウトした。
ゴールは誰にささげますか?と問われた槙野は「監督とサポーターです」と断言。恋人への愛は胸の奥にしまった。