浦和、取材自粛要請も対応マチマチ
Jリーグの村井満チェアマン(54)は13日、都内のJFAハウスで会見を開き、8日の鳥栖戦(埼玉)で一部の浦和サポーターが「JAPANESE ONLY」という差別的な内容の横断幕を掲出したことについて、J1浦和に対してけん責と無観客試合の制裁を科すと発表した。
無観客試合の処分が下った浦和は午前10時から大原グラウンドで練習を行ったが、無観客試合の処分の反応を取材しようとした報道陣に対し、クラブ側は自粛するよう求めた。
一部選手は取材に応じたが、JFAハウスで会見に応じた淵田社長は「知らない。初めて聞いた。調べます」と対応を余儀なくされた。
差別横断幕も、同社長が事態を知らされたのは、試合当日の午後11時。6時間以上もたっていたことに加え、今回の取材自粛要請といい、事の重大さを理解できていない現状が浮き彫りになった。