本田出番なく「お疲れ様です」ミラン11位
「イタリアリーグ、ACミラン2‐4パルマ」(16日、ミラノ)
セリエA第28節で、ACミランの日本代表MF本田圭佑は、移籍以来初めて全くプレーしないという結末に終わった。ミランは開始6分でGKアビアーティが退場処分となる、まさかの展開で敗れた。
ミランにとって前半6分、GKアビアーティがゴールから飛び出し、エリア内でパルマFWスケロットに激しい接触のファウル。レッドカードで一発退場処分となった。このチャンスにパルマのFWカッサーノがPKを落ち着いて決め、パルマが先制点を挙げた。ミランはパルとマより一人少ない10人となり、非常に苦しい展開となった。ミランはボランチのエシエンに代えて、GKアマウリを投入した。
ミランの2列目はモントリーボを司令塔にし右サイドにポリ、左にカカだったが、エシエンが交代したことによりモントリーボが後ろに下がる形となった。、
ハーフタイムになっても、本田がグラウンドに出て、アップする姿はなかった。
後半6分、パルマのカッサーノが追加点を挙げてパルマは2‐0とリードを広げる。しかしミランは11分、途中出場したDFラミがカカの左CKからのボールを、ゴール前に飛び込んで頭で合わせた。さらに31分にはミランのエリア内でМFモントリーボがパルマのオビからファウルを受けて、PKとなった。FWバロテリがこれを落ち着いて決めて、ミランは2-2と試合を振り出しに戻した。
しかし、直後の33分、ミランはパルマFWアマウリにゴールを決められ、再びリードを許した。試合終了間際にもビャンビにダメ押しゴールを叩き込まれてしまった。追撃及ばす2点差で敗れたミランは3連敗となり順位を11位に落とした。
本田は試合後、「お疲れ様です」とだけ言って、ミックスゾーンを通り抜けた。