C大阪・南野W杯代表入り猛アピール
「練習試合、U21日本代表候補4-2U19日本代表」(26日、都内)
U‐21日本代表候補と、U‐19日本代表の練習試合が26日、都内で行われ、U‐21代表候補が4‐2で逆転勝ちを収めた。視察に訪れた日本代表のザッケローニ監督(60)の前で、U‐19代表のFW南野拓実(C大阪)が“兄貴分”を相手に2ゴールに絡む活躍を見せた。「サッカー選手なら誰もが狙う権利がある」と、2段飛び級での日本代表入りを猛烈アピールした。
W杯ブラジル大会の日本代表入りを諦めていない南野が、スタンドのザッケローニ監督へ猛烈なアピールだ。
C大阪でレギュラーの南野はクラブとの調整で、この練習試合は30分間1本だけの出場と決まっていた。1本目に先発出場すると、開始22分、逆襲からFW宮市(J2湘南)のパスを受け、強烈な右足シュートで先制ゴールを挙げた。
U‐21代表候補からのゴールにも「点を取れたことは良かったけど、まだまだ自分たちの思うような展開にできなかった。いい形で奪えればチャンスになる」と平然。さらに「W杯はまあ、狙う権利はある。サッカー選手なら誰もがチャンスはあると思っている。常に(日本代表は)意識しているし、そのためには1日1日ムダにできない」と、A代表入りの夢を熱く語った。
「U‐21?全く意識していない。入ったことないんで…」。1つ上の代表には目もくれず、南野の目は真っすぐA代表を見つめていた。