浦和・原口“ザックお眼鏡弾”も空砲…
「J1、柏3-2浦和」(26日、柏)
浦和の原口が、W杯のメンバー入りをアピールする絶妙のゴールを決めた。左の攻撃的MFで先発した敵地の柏戦。前半24分に相手守備の裏へ飛び出し、ボランチの柏木からのロングパスを受けた。最初のトラップでボールを収められなかったものの、柏のDF鈴木らを背負う形から振り向きざまにシュートを決めた。
日本代表のザッケローニ監督はW杯メンバーに“裏に飛び出て得点できる選手”を切り札として加えようと考えており、お眼鏡にかなう得点だった。しかし、柏に逆転を許し、連勝は3で止まった。
試合後の取材エリアでもいらだちは隠せず、再三の呼びかけでようやく立ち止まった。「(柏木)陽介君からいいボールがきた(から得点できた)。意味のないゴールになってしまった。(試合)内容はいい、というのは去年に聞き飽きた。結果がほしい」と、うなだれた。