讃岐“新四国ダービー”でJ初星だ!
「J2、愛媛-讃岐」(18日、ニンスタ)
J2第14節の愛媛‐讃岐が18日、松山市のニンジニアスタジアムで、午後1時キックオフで行われる。昨年まで愛媛と激しいバトルを繰り広げた徳島がJ1に昇格。入れ替わるように讃岐がJ2昇格を果たしたことで誕生した、新たな“四国ダービー”だ。愛媛は現在17位、讃岐は開幕から未勝利で最下位の22位と苦戦が続いており、ともに浮上へ勢いをつけたい一戦。新しいライバル関係の幕開けは熱戦必至だ。
讃岐のJ2初挑戦は、想像以上に厳しい戦いが続いている。13試合を終えて0勝2分け11敗。持ち味の堅守速攻が通用せず、いまだサポーターに勝利を届けられていない。
浮上へのきっかけをつかめないまま迎える愛媛戦。高松市出身の北野誠監督は「ずっとダービーマッチをやりたかった。徳島対愛媛より盛り上がるんじゃないかな。楽しみだし、ウチにとってすごく意義のある試合」と“四国ダービー”にかける熱い思いを口にした。
北野監督は98年から7年間、京都でジュニアユース監督を務めるなど育成年代を指導したが、その当時、愛媛・石丸清隆監督も選手として同じ京都に在籍していた。北野監督は「サッカーに対して真摯に向き合っている」と敵将を評し、「愛媛も下位でウチと順位が近い。手ごわい相手だが、ここで1つ勝って流れを変えたい」と続けた。
前節・群馬戦は元日本代表FW我那覇が5戦ぶりに先発復帰したが、決定力不足の悩みは解消されず0‐1の完封負けを喫した。愛媛戦は何よりゴールが欲しい。「ダービーは特別な試合。負けられない」と高松市出身のDF野口遼太主将。J2初勝利を目指し、攻めの姿勢を貫く。