四国ダービー!愛媛J先輩の意地見せる
「J2、愛媛-讃岐」(18日、ニンスタ)
J2第14節の愛媛‐讃岐が18日、松山市のニンジニアスタジアムで、午後1時キックオフで行われる。昨年まで愛媛と激しいバトルを繰り広げた徳島がJ1に昇格。入れ替わるように讃岐がJ2昇格を果たしたことで誕生した、新たな“四国ダービー”だ。愛媛は現在17位、讃岐は開幕から未勝利で最下位の22位と苦戦が続いており、ともに浮上へ勢いをつけたい一戦。新しいライバル関係の幕開けは熱戦必至だ。
昨年まで徳島と“四国ダービー”を戦ってきた愛媛。通算7勝4分け11敗(06年のJ2昇格後)と負け越しているが、ウィナーズフラッグ(勝利旗)を奪い合った宿敵の存在はサポーターの応援熱を盛り上げ、選手たちのモチベーションを高めてきた。
今年から讃岐との新しいライバル関係が始まる。最初の舞台は本拠地・ニンジニアスタジアム。クラブは「1万人プロジェクト発令!」と題してさまざまなイベントを企画し、来場を呼びかけている。香川からも多くのサポーターが詰めかけると予想され、スタジアムはダービーにふさわしい決戦ムードに包まれるだろう。
Jの“先輩”としての意地がある。「Jは甘くないんだというところを見せたい。同じ四国のチームには負けられない」と闘志を燃やすのが、愛媛・新居浜市出身のMF藤直也だ。愛媛ユースから2012年にトップチームに昇格した地元期待の20歳は、前節・札幌戦で今季初ゴールを挙げ、3連敗中のチームを救った。
愛媛は13試合を終えて3勝4分け6敗の17位。開幕から波に乗り切れていないだけに、今季初の連勝で上位浮上へ勢いをつけたいところだ。新参の讃岐を相手に、勝ち点3は譲れない。