遠藤に“援軍”!「決勝まで行って」
「ブラジルW杯」(12日開幕)
MF遠藤に心強い援軍だ。鹿児島実高時代のコーチで、ブラジル留学を後押ししたジョゼ・カルロスさん(56)が8日(日本時間9日)、ソロカバから約270キロ離れたポウゾアレグレから駆けつけた。「遠くからなのにありがたい、と言ってくれました」と感慨深げだった。
遠藤は高校時代から非凡なセンスを持っていたが、「厳しさがなかった。ヘディングも怖がってました」とカルロスさん。当時の松澤隆司監督と相談し、高2の遠藤をブラジルに送り込んだ。
プロの厳しさを学んだ遠藤は成長し続け、日本代表の中心選手になった。遠藤のプロ入り直前には手紙で「スーパースターはコンディションを常に良く維持していた」「成功は時に人を盲目にする」と激励した。
カルロス氏は「日本は遠藤がいるサッカーはOK。いないとリズムが違う」。同じ鹿児島実高出身のDF伊野波と併せて「W杯、決勝まで行ってほしい」とエールを送った。