香川、相性いい舞台で白星発進弾決める

 「ブラジルW杯」(12日開幕)

 サッカー日本代表FW香川真司(25)=マンチェスター・ユナイテッド=が9日、ゲンのいいスタジアムで勝利に導くことを誓った。W杯1次リーグ初戦のコートジボワール戦(14日)が行われるレシフェのアレナ・ペルナンブコは、昨年6月のコンフェデ杯・イタリア戦で得点したスタジアム。自身の相性の良さを白星につなげる。

 どんな試合でも平常心を強調する香川から珍しい言葉が飛び出した。「スタジアムの相性ってのはあると思っているので、自分が点を取ったスタジアムってのは常に覚えている。(アレナ・ペルナンブコは)割と相性はいいと思っている」。同じ舞台で躍動した記憶が残っていた。

 約1年前のコンフェデ杯・イタリア戦。前半33分に相手ゴール前で高く弾んだボールを左足ボレーでたたき込んだ。90分間で3本の枠内シュートを放ち、チャンスも多く演出。3‐4で負けたにもかかわらず、MVPに当たるマンオブザマッチにも選ばれた。

 「初戦にそういうところでできるのはいいこと」としているが、イタリア戦はコンフェデ杯敗退が決まった試合でもある。当時も「勝ち切らないと、何も残らない」と悔しさをあらわにした。「個人としてのイメージはよくても、チームとして戦わないといけないスポーツだから」と気を引き締め直した。

 コートジボワールは、08年5月24日にA代表でデビューした際の相手という縁もある。サポートメンバーに甘んじた前回のW杯南アフリカ大会直前には、正メンバーが0‐2で敗れた後の練習試合に出場し、1‐0で勝利した。

 コートジボワールについては「24時間イメージするのは難しい。イメージだけが先行すると僕自身のスタイルにも合わない」と意識し過ぎず臨む。「自分が今持っているものを出すために準備するだけなので。変な欲を持ってはいけない。W杯だからといっても、そこは冷静に」。アレナ・ペルナンブコを自分だけではなく、チーム全体が輝いた思い出の地に変える。

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