本田主催の卓球大会で結束 優勝は香川

 「ブラジルW杯」(12日開幕)

 絶対に負けられない戦いが、イトゥにはあった。オフとなった10日の夕食後、代表宿舎内の一室には男たちのほとばしる熱気が充満していた。

 16強進出した南アW杯の時にもチームを団結させた卓球大会。この日は、FW本田圭佑(28)=ACミラン=が「みんなで卓球大会をやろう」とコパ・デ・ホンダ(本田杯)を創設。サポートメンバーとしても帯同している高校生2人を含めた25人は、夕食時にくじを引いて組み合わせを決定。負けたら即敗退の11点先取のトーナメントが行われた。

 栄えある優勝者はFW香川。決勝では兄貴と慕うFW大久保を接戦の末に撃破した。大会制覇の副賞こそないが、名誉を手にしたという。大会の創始者である本田は2回戦負け。チームメートからは「(卓球に)あんまり自信はなさそうだったが、プレースタイルと一緒。絶対に負けたくないという気持ちが(すごかった)」との声が聞かれた。

 本田以外にも「カットマン」という変則プレースタイルのDF森重や、フィジカル系で「球が速い」というDF長友など、それぞれの特徴が小さな卓球台の上で火花を散らした。「本番前、ピリピリする前にみんなでコミュニケーションを取れて良かった」とGK西川。卓球でさらに強くなった団結力を、コートジボワールにぶつける。

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