ギリシャ先制され“自慢の守備”崩壊

 「ブラジルW杯・C組、コロンビア3-0ギリシャ」(14日、ベロオリゾンテ)

 “売り”だったはずの堅守は、あっさりと崩壊した。試合開始5分で許した先制点が、ギリシャの歯車を狂わせた。サントス監督は「コロンビアがすぐにわれわれに問題を引き起こした。集中力を欠き、対応できなかった」と振り返った。

 プレーオフを含む予選12試合のうち、8試合で無失点。堅守でロースコア勝負に持ち込み、好機を生かすシナリオは早々に崩れ、3失点で完敗した。

 追いかける展開となりボールを保持して攻め込んだが、カウンターを持ち味とするチームは逆に攻め手を欠いた。後半、体調がまだ十分ではないエースのFWミトログル、04年欧州選手権優勝を知る主将のMFカラグニスという切り札を投入したが、流れを変えることはできなかった。MFコネは「好機はあったが、決め切れなかった」と唇をかんだ。

 次の日本戦は勝利が至上命題。カラグニスは「次は必ず勝つ。そして初の16強入りという歴史をつくりたい」と、前を向いた。崖っぷちのギリシャが、死にものぐるいで日本に襲いかかってくる。

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