コロンビア3発!エース抜きでも強い

 「ブラジルW杯・C組、コロンビア3-0ギリシャ」(14日、ベロオリゾンテ)

 日本と同じC組の強豪コロンビアは、22歳のMFハメス・ロドリゲス(モナコ)が全得点に絡む活躍を見せ、3‐0で快勝した。ギリシャは先制を許し、自慢の堅守にほころびが出た。D組で優勝経験があるチーム同士の対戦は、イタリアがFWマリオ・バロテリ(23)=ACミラン=の勝ち越しゴールでイングランドを2‐1で下して白星発進。コスタリカは前回4位のウルグアイから後半に3点を奪い、3‐1で逆転勝ちした。

 C組の“本命”コロンビアが、エース・ファルカオの不在を感じさせない攻撃力を見せつけ、3ゴールで圧勝。1次リーグ首位に立ち、好発進を決めた。

 導いたのはフランスリーグ、モナコでファルカオとともにプレーする22歳のMFロドリゲス。前半5分に右クロスをスルーする好判断で先制点を演出すると、後半13分にも右CKでグティエレスの得点をアシスト。終了間際には自ら得点してギリシャを突き放した。

 前半はトップ下で攻撃のタクトを振るい、左サイドに移った後半はスピードに乗った突破でアクセントを加えた。名手バルデラマの後継者との呼び声が高い背番号10は「勝ててうれしい。しかもゴールを挙げられた。夢がかなったよ」と満面に笑みを浮かべた。

 南米予選で9得点のファルカオが、1月に手術した左膝の回復が間に合わず無念の欠場。ペケルマン監督は「ファルカオをFWとして欲しないチームがどこにあるだろう」とその穴の大きさを認めた上で、「才能ある選手たちがチームのために戦術を遂行してくれた」と、巧みな試合運びで堅守のギリシャを攻略した選手たちに賛辞を送った。

 かつては華麗なパスサッカーを身上としたが、ここ3大会のW杯では本戦に出場すらできなかった。しかし、12年に就任したペケルマン監督は、規律と献身を植え付け、戦う集団に成長させた。「国民が、この日を長い間待ち焦がれたことを知っている」と指揮官。16年ぶりに登場したW杯で最高のスタートを切った南米の古豪が、第3戦では日本の前に立ちはだかる。

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