宇佐美2発!“関西ダービー”に大勝

 中盤で競り合うG大阪と神戸
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 「J1、神戸1-5G大阪」(27日、ノエスタ)

 G大阪はFW宇佐美貴史(22)の2得点などで、神戸に5‐1で大勝した。鹿島はMF柴崎岳(22)が同点ゴールを挙げ、首位・浦和の連続無失点のJ1記録を7試合で止めた。試合は1‐1で引き分けた。2位鳥栖はC大阪に、3位川崎は新潟にそれぞれ1‐0で勝った。最下位の徳島は大宮を破り、今季2勝目を挙げた。

 お祭り騒ぎだ。G大阪のFW宇佐美が先制点を含む2得点を奪い、“関西ダービー”に大勝した。

 前半14分、左サイドからMF阿部が折り返したボールをエリア手前で受けると、宇佐美はワントラップ。「思いっきり振り切れば何か起こるかな」と、右足を振り抜いた。シュートはGKに触られたが、ゴール左隅に吸い込まれると喜びを爆発させた。

 同点に追いつかれた直後、26分には頭で決めた。FKから、ゴール前でDF西野が頭で落としたこぼれ球を背番号39が押し込んだ。

 これまで出場した対神戸全4戦で得点を奪っている宇佐美は“神戸キラー”の異名を持つ。「必ず取れているので。止まるかなとも思ったけど、止まらなくて良かった」

 その後もFWパトリックの2発、MF阿部の2戦連続弾で勢いは止まらない。終わってみれば今季最多の大量5得点。「最後は相手の士気も落ちていた。そこまで持って行くのが大事」と、エースは淡々と語った。

 昨夏から古巣G大阪に復帰。ブラジルW杯への逆転選出を目指したが、リーグ開幕前に負傷離脱し、かなわなかった。先発復帰した5月から、リーグでは6戦5勝。「勝ち続けるしかない。序盤に失った勝ち点を奪い返さないと」。中断明けからチームも3連勝で、8位に浮上した。

 「チームを勝たせ続けて、やっと監督の目に届く存在になれると思う」。チームの勝利が“アギーレ・ジャパン”に続く道だと信じ、ガンバの至宝は“日本の至宝”へとのし上がる。

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