大宮・大熊監督解任へ…7試合勝ちなし
「J1、大宮0-2G大阪」(9日、NACK)
J1大宮が大熊清監督(50)の解任に動くことが9日、分かった。この日、ホームG大阪戦に0‐2で敗れ、7試合勝ちなし。降格圏の17位に低迷していることを重く見た。
大熊監督は毎年残留争いを強いられるチーム体質から脱却するため招へいされたが、今季は開幕から低迷。さらに、7月27日に勝利が計算できたはずの最下位・徳島戦にホームで敗れ、サポーターの不満も高まり解任の流れが加速した。
試合後、鈴木茂社長は「次の試合(16日の新潟戦)も大熊監督で臨むのか」との質問に明確な返答をしなかった。今後のチームのあり方を強化スタッフと話し合うことを明かし、「最終的に私が(判断する)」としたが「今のところは(解任の)考えはない」「大熊でいきたいんだけどね…」と歯切れの悪い言葉を並べた。
主将のDF菊地、DF渡部の2人がけがで戦線を離脱中で、日本代表候補にも選ばれたDF今井がこの日の試合で右足首ねんざ。これら大熊監督の力が及ばない要素を吟味した上で決断するとみられる。