INAC敗れる…澤がイレブンに苦言
「なでしこリーグ、INAC神戸0-1AS埼玉」(10日、ノエスタ)
INAC神戸は0‐1でAS埼玉に敗れ、勝ち点26で5位のまま。最終節を残してエキサイティングシリーズ進出となる6位以内をほぼ確実にした。浦和は0‐0で仙台と引き分け、日テレと並んでいた勝ち点を35に伸ばして首位に立った。
女王の面影はどこにもなかった。レギュラーシリーズのホーム最終戦でAS埼玉に見せ場なく敗れ2連敗。今季7敗目に、MF澤穂希(35)は「こんなに負けたことがない。何をどうしたらいいのか、正直分からない」と言葉を絞り出した。
前半13分に直接FKから喫した1点を返す力さえなく、格下相手に今季初の無失点勝利を献上した。球際で体を張れない戦いぶりに、澤は「危機感や責任感が足りない。サッカーだけで生活できることがどれほどすごい事か分かっていない」と、もどかしそうに苦言を呈した。
「みんな自信をなくしてしまっている」と澤が振り返ったようにかつての常勝軍団は勝ち方を忘れてしまった。エキサイティングシリーズに進出できる6位以内がほぼ確実となったことだけが救いだった。